戸畑共同火力は、可能な限りの環境負荷低減と省エネ対策により、「地域にやさしい」「地球にやさしい」発電所 
をめざしています。

 バーナから噴射される燃料と空気の割合
 に濃淡を持たせ、燃焼反応帯を原理的に燃
 料過剰域と空気過剰域に区分し、窒素酸化
 物(NOx)発生がピークとなる空気比範
 囲を避けることにより、NOxの発生を極
 力、少なくしています。
 燃焼ガスを節炭器出口から取り出し、空
 気余熱機出口の燃焼用空気と混合し、燃焼
 用空気の酸素濃度を下げることによって、
 燃焼によるNOxの発生を抑制します。
 発電所の冷却水となる海水は、海面より
 数メートル下から取水し、放水温度と海水
 の表層温度の差を最小限にしています。
 ボイラの炉内圧制御を行うIDF(通風
 機)にインバータ方式の回転数制御を採用
 し、省エネルギーをはかっています。
 ボイラから排出されるNOxを抑制する
 ため、二段燃焼や排ガス混合方式を採用し
 ています。

 2号機、4号機にはPM(低NOx)バ
 ーナ、排煙脱硝装置を設置しています。

 2号機(石炭混焼ボイラ)には、SOx
 やばいじんの排出を抑制するために電気集
 塵機および排煙脱硫装置を設置しています。

 高さ200m集合煙突(3・4号)を設
 置して、排煙の高空効果を高め、地上での
 NOxなどの濃度を極めて低い値に保って
 います。
 復水器の冷却用水(海水)は、大型深層
 取水設備により、海面下数メートルで取水
 していますので、温排水の海面拡散範囲が
 狭くなります。

 発電所で使用した水は、一般排水処理装
 置および2号脱硫排水処理装置できれいな
 水に処理されています。





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